展示テーマ
AIで拓く音情報処理
話す・歌う AI、音声を説明・評価してくれるAI、人間と協調する音声AI、漫画を演技朗読してくれる音声AI、ゲーム実況してくれる AI など、理工学部 情報工学科 高道研究室が実施している音AI研究を紹介します。
集積可能な光周波数コムによる信号処理
光周波数コムは高度なレーザー光源であり、AIに関わる電力を激的に削減できるフォトニックアクセラレータ用の光源として、または新しい通信としてのテラヘルツ無線用の高純度な信号を生成するために用いることができます。
モバイルネットワーク・センサ・AI技術を融合し、未来の情報空間を創出する研究をSFCを基盤に推進。5G/6Gや空間センシング、自己位置推定などの先端技術を用い、実装・標準化も視野に入れた社会基盤の構築を目指す。
トレーサビリティを実現した同時同量グリーン電力システム
24/7(トゥエニーフォーセブン)のグリーン電力のトレーサビリティ(供給先とのマッチング)を実現した、リアルタイム見える化システムを、ブロックチェーン技術を用いて実現しました。本システムは、2社のスタートアップと共同して、実ユースケースでの実験を行い実用化を目指しています。
Yagami Innovation Laboratory(YIL)
Yagami Innovation Laboratory(YIL)は、慶應義塾大学から生み出される科学・技術の知を領域を横断して広く社会と共有し、産学連携による人材育成、社会課題解決や新産業創出を目指すオープンイノベーション施設です。
地方自治体や農研機構と共同で進めているスマートタウン・農業を例にスマートコミュニティに関する研究成果および実証について紹介します。この取り組みでは地域情報を取り扱うスマートコミュニティインフラを用いることで情報の匿名化・共有・公開管理などの統括管理を行い、地域密着サービスを安全かつ柔軟に展開します。
製品の触り心地は、モノの価値を左右する重要な指標です。ヒトが感じる触り心地を定量的に理解し、機械的に測定することや、仮想空間に触り心地を付加したり、新たな触り心地を設計することはモノの価値を拡大します。本展示では、ヒトの知覚特性の理解に基づいて、触感を測り、再現する触感レンダリング技術を紹介します。
光ビッグデータの遠隔共有による次世代量子計測・量子通信技術の確立
量子技術を成功に導くには、光量子であるフォトンの正確な操作が鍵となります。本プロジェクトでは、膨大な情報量を持つフォトンの計測データ(光のビッグデータ)を遠隔地間で共有することで、生命医療、情報ネットワーク、基礎理工学の各分野で、新しい量子計測・量子通信技術を確立することを目的とします。
量子ネットワーク基盤技術の研究開発
量子コンピュータや各種の量子デバイスがつながれたネットワーク、すなわち量子ネットワークの実現を目指して、長期的な研究に取り組んでいます。
慶應義塾大学が推進している「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」では、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携しながら、研究活動の国際展開や社会実装の加速により研究力強化を図っています。その大学間連携の一環として、OISTの先端的科学技術やイノベーション創出の紹介を行います。
パワーエレクトロニクス信頼性解析
マルチフィジックスソルバを用いてパワーエレクトロニクス機器の信頼性解析を実施します。特に、接合部の銀焼結層に着目し、熱応力サイクルに起因する疲労挙動を解析・評価します。これにより劣化・故障メカニズムを解明し、設計段階での信頼性向上と寿命予測の高度化を図ります。
量子コンピューティングとAIの融合によるブラックボックス最適化
量子コンピューティング技術と、従来型コンピューティング技術を組み合わせることにより、様々な社会課題に対応する計算機システムの開発に取り組んでいます。内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進にて実施しております。
サスティナブル量子AI研究センターの研究活動の現在と今後の展開
サスティナブル量子AI研究センターでは、川崎市と連携し、量子未来社会の実現を目指した研究開発を行っています。量子コンピュータ、AI、ハイパフォーマンスコンピューティングを融合し、新たな計算環境を作っています。JST共創の場形成支援プログラムにて実施しております。
土壌ベース微生物燃料電池の電気化学応答を応用し、圧力で出力電圧が変動する現象を利用したセンシングモジュールを開発しました。人や物体の存在に応答し、簡素な構造によるDIY性・拡張性・環境統合性を備えたインタラクティブ空間設計の基盤を提供します。
日常空間から宇宙まで: 画像・言語を扱うマルチモーダルAI技術
身近なデバイスから脳活動・宇宙までを解析するマルチモーダルAI技術を紹介します。画像と言語の基盤モデルを用いた実世界検索エンジン、専門家予測を凌駕するAI太陽フレア予測技術、マルチモーダル大規模言語モデル、脳波の深層学習、画像キャプション評価システムを展示します。
イベントカメラを用いた人物・オブジェクト状態推定
時系列的に輝度の変化が生じた画素のみを記録するカメラであるイベントカメラを活用して、人物の姿勢推定や手指の姿勢推定、オブジェクトの位置推定などを行う手法を紹介します。
現在、AIエージェントシステムが社会の中に実装されつつあります。当研究室では人とエージェントとの相互作用、社会でのあり方を探索する研究をしてきました。また、最近では人の想像力に着目し、物語を作りながらイノベーションを開発するSFプロトタイピングの研究も行っています。最新の研究成果を共有します。
応用抽象化と総合デザイン
「応用抽象化と総合デザイン」は自然現象に対して「無限」に細かくアナリシスを行う理学と、人工物を付加して所望の機能をシンセシスする工学について、両学問の強みを最大限に活かすことを目指す新しい概念です。複雑化された機能をシンプルに実装するための波動制御や要素記述法について紹介します。
テレロボティクス
本技術は、遠隔地において動作を行うロボットのための制御システムです。ネットワーク通信による遅延の影響を考慮した制御器により、安定化を図ります。
行動遷移モデル生成に基づいたインタラクティブコンテンツ構築技術
インタラクティブコンテンツの生成手段として、大規模言語モデルを用いて行動遷移モデルを生成する枠組みを提案し、ユーザのジェスチャに応じてキャラクタが多様な反応を返すインタラクティブシステムを展示します。
Co-Package Optics技術のためのポリマー光導波路デバイス
近年のAI技術の発展に伴い、コンピュータ内部の半導体チップ周辺の情報伝送に対しても光通信技術を導入するCo-Packaged Optics技術に期待が寄せられています。本展示では、このCo-Packaged Optics応用へ向けて我々が新たに提案するポリマー光導波路デバイスを紹介します。
CMOS2.0時代を実現するヘテロジージアス集積デバイス
新しい材料や構造と半導体技術を融合したヘテロジージアス集積デバイスを用いることで、半導体技術だけでは達成できないエネルギー効率に優れる革新的な情報処理システム(CMOS2.0時代)を実現します。そのために必要な、微細配線、三次元冷却、量子古典融合、ブレインズ・イン・シリコン、の各技術に取り組みます。
情報資源のグローバルソーシャルネットワーク
近年、SNSを中心に情報資源の組織間分断が著しい。当研究室では、組織が保有する資源の資産性を保護しながら、組織を跨いだ情報資源をグローバル流通させるためのネットワーク技術を研究している。
身体性AIテクノロジー研究創発センターの研究紹介
身体性AIテクノロジー研究創発センターでは、AIに身体性を持たせ、現実空間において物理的なタスクを実行させる技術の研究を実施しています。生成AI、ロボティクス、センシング、セキュリ ティ、OS、ソフトウェア、最適化、計算機、半導体など、多岐にわたる技術の連携が必要です。これら技術に関して紹介します。
量子コンピュータや量子センサなど、量子デバイス間の量子もつれ配送を実現する量子インターネットを基盤としたアプリケーションが登場してくると、情報社会のより一層の高度化が期待されます。具体的なユースケースが要求するプロトコルや実装デバイスなど、将来の量子アプリケーションを支える技術の現在を紹介します。
安全で効率的な協調走行のための車両走行制御とV2X通信技術
自動運転車が安全かつ効率的に車間通信や経路探索を行うための制御について研究しています。自動運転車による交差点や高速道路での走行に伴い生じる、衝突回避や通過順序の調整といった課題についてシミュレーションを用いて検証し、適切な通信プロトコルや経路制御を考えます。