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マーク表示について
このマークは、慶應義塾保有の特許案件が含まれていることを示します。技術の利用に関するお問い合わせは、会場の連携相談窓口で承ります。
このマークは、連携技術セミナーが行われることを示します。

カオス原理に基づいたあらたな混合反応器
機械工学科 教授 植田 利久
カオス原理に基づいた新たな混合反応器を提案します。スタティックミキサーでは、ミキサー内部にエレメントと呼ばれる混合部品があり、頻繁な清掃が必要でした。そこで、エレメントを用いない混合反応器を提案します。食品製造過程、製薬過程など、とくに清浄さが重視される混合反応系に有効であると思われます。
高純度水素製造装置
機械工学科 教授 植田 利久
本装置は、燃料電池などに高純度の水素を供給するために、液体燃料であるメタノールから水素を生成するための改質器を中心とした装置です。モバイル機器用燃料電池に用いるために、小型化を目指しています。また、吸熱反応と発熱反応を組合せ、低温排ガスからの熱回収を目指しています。
環境共生型システムデザイン
システムデザイン工学科 教授 佐藤 春樹
自然環境に調和する都市のあり方、自然エネルギーを最大限に活用するエネルギー供給やスマートグリッド構築に役立つエネルギーマネジメント、新たなヒートポンプ技術を支える流体熱物性や先進エネルギー利用社会を実現するエクセルギーをもちいた熱力学評価など、30年先を見つめた技術開発を紹介します。
拡散スクラバー法による
空気清浄技術と希薄ガス発生技術
応用化学科 教授 田中  茂
拡散スクラバー法による簡便・効率的な空気清浄技術を開発した。TiO2を塗布した不織布及び活性炭繊維シートを平行板としてスリット状に並べ、その隙間に汚染空気を流すだけで、有害ガスは拡散して吸着除去される。又、使用したTiO2不織布及び活性炭繊維シートは再生でき、循環使用できる。
排気ガス中VOC(揮発性有機化合物)の
循環・効率的な除去処理技術
応用化学科 教授 田中  茂
印刷・塗装工場等から排出されるVOC(揮発性有機化合物)を循環・効率良く除去処理する技術を開発した。ろ材として安価・軽量な多孔体のポリウレタンフォームを使用し、VOC除去液を噴霧し濡れたポリウレタンフォーム表面でVOCを吸収・除去する。VOCを吸収した除去液は「空気流動真空蒸発法」によって再生して循環使用する。
容易に付着できる
ナノ薄膜・ナノファイバーシート
物理情報工学科 准教授 白鳥 世明
ナノファイバー・ナノ薄膜技術による、大型の機能性ナノシートについて研究しています。ナノファイバー技術は数十nmオーダーでファイバー径を制御できる技術を用いフィルターから化粧品まで多様な用途に応用できます。また、ナノ薄膜技術によって、膜厚数百nm~μmオーダーの機能性大型ナノシートを作製することができます。
人の舌と神経を模倣した味覚センサーとその応用
応用化学科 教授 鈴木 孝治
今回開発した味覚センサーシステムは、味を定量化でき、かつ人間の感覚を模倣した新しいシステムであり、人間の感覚を反映した食品・飲料の分析や食感評価を実現します。このシステムを用いて実際に企業とタイアップした事例紹介や分析の様子を実演いたします。
健康・環境・医療に向けた化学センサー
応用化学科 教授 鈴木 孝治
准教授 チッテリオ・ダニエル
健康・環境・医療に向けた「より簡便な、より迅速な、より高度な」化学センサーの開発を行っております。今回は(1)多検体の分析を可能とする高輝度蛍光・発光色素の開発 (2)インクジェットプリント技術を用いた紙基板センサーの開発 (3)病変をターゲットとしたMRI用造影剤の開発をご紹介します。
グリーンポリマーの酵素合成
応用化学科 教授 松村 秀一
再生可能資源の利用と循環型ケミカルリサイクルが次世代のプラスチックに望まれています。これらの要素を組み入れたグリーンポリマーの酵素による合成と性質について紹介します。ポリエステル型熱可塑性エラストマー、架橋可能なエポキシ化バイオベースポリエステルや新規ポリエステルウレタンの展示紹介を行います。