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マーク表示について
このマークは、慶應義塾保有の特許案件が含まれていることを示します。技術の利用に関するお問い合わせは、会場の連携相談窓口で承ります。
このマークは、連携技術セミナーが行われることを示します。

サンスクリーン剤のSPFをin vitro測定する方法の
問題点とその解決法の模索
応用化学科 教授 朝倉 浩一
サンスクリーン剤の評価に関して、国際的にin vitro法の開発が進められている。in vitro法によりSPF(紫外線防御指数)を測定する場合、基板上に均一にサンスクリーン剤を塗工する必要があるが、通常は塗工方向に平行な空間周期ストラプパターンが自発的に形成され、その消去は非常に困難である。
液体やガラスの構造、結晶欠陥の測定
物理学科 助教 千葉 文野
液体やガラス、結晶中の欠陥には、原子の配列に構造規則性がありません。我々は、このような構造不規則系の原子配列を圧力や温度でコントロールしながら構造測定を行っています。展示では、液体やガラスのほかに、結晶中の欠陥の測定例としてグラファイトについて示します。磁気浮遊の実演も行う予定です。
生体・医療材料のための表面改質
機械工学科 教授 小茂鳥 潤
近年、治療のために金属を人の体内に長期間インプラント(埋入)することがあります。長期間の使用に耐える安全な材料を実現するためには、最近、様々な取り組みがされています。ここでは、最近開発した新しい表面改質プロセスについて紹介いたします。
構造用鋼のためのハイブリッド表面改質
機械工学科 教授 小茂鳥 潤
機械や構造物に利用される金属は、その高機能化を目的として、様々な表面改質処理を施して使用されています。その目的は、疲労強度や耐食性、耐摩耗特性など様々です。ここでは、それらの特性向上を目的として近年開発した、新しい表面改質プロセスについて紹介いたします。
撥水・撥油による防汚・離形コーティング
物理情報工学科 准教授 白鳥 世明
本コーティングにより基材表面を水も油もはじく性質に変化させます。容器からの内容物の身離れが良く、移し替え時に高価な液体を内部に残しません。繊維や木材、金属、樹脂へのコーティングにより汚れ付着防止機能を付与できます。 攪拌機容器へのコーティングにより流動抵抗を減少させ、電力削減、燃費を上昇させます。
交互吸着法による機能性ナノコーティング
物理情報工学科 准教授 白鳥 世明
本研究では、水溶液を主体としたナノコーティング技術により機能性薄膜を創出します。屈折率および膜厚を制御した光学多層膜、防曇効果を持つ超親水膜、高透明な導電性フィルム、医療機器に有用な抗血栓膜を紹介致します。
環境低負荷型医薬品合成
化学科 教授 西山  繁
医療技術が発達した今日においてもなお重篤な疾患が存在し、その対処が重要な課題となっている。現在の科学技術はどのような有機化合物でも合成が可能であるが、有毒な反応試薬等、問題点が多い。本研究では、クリーンな電気エネルギーを活用した有用な医薬品の創製について報告する。
ナノ材料の特性を光でスイッチさせる
化学科 助教 山本 崇史
准教授 栄長 泰明
光を当てることによって特性を制御できるようなナノ材料を提案します。このような材料を利用することによって、高速かつ高密度な光記録を可能とするような材料に展開できるのではないかと考えています。今回は、磁性体と超伝導体の特性の光制御を紹介します。
燃焼合成による機能性ナノ物質の創製
機械工学科 専任講師 横森  剛
燃焼は高温で起こる熱分解・酸化反応であるため、この反応を利用して酸化物材料をはじめとする様々な物質の合成が行えます。本ブースでは、気体燃焼反応(火炎)を利用した蛍光体ナノ粒子や中空・多孔質性粒子、ナノチューブなど機能性ナノ物質の合成手法ついてご紹介いたします。