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このマークは、慶應義塾保有の特許案件が含まれていることを示します。技術の利用に関するお問い合わせは、会場内の連携相談窓口で承ります。
このマークは、連携技術セミナーが行われることを示します。


HOME展示テーマ社会・環境

空気流動真空蒸発法によるDichloromethane(DCM)を
吸収した廃溶剤再生装置の開発

応用化学科 教授 田中  茂
現在、印刷工場の洗浄過程等から排出されるDCMによる健康被害が問題です。排気ガス中DCMの除去液で吸収する方法は有効な手段です。DCMを除去液で吸収すると大量の産業廃棄物を生み出し、除去液を再生して循環利用することが必要です。空気流動真空蒸発法を用いて、廃溶剤中DCMの蒸発分離法の開発を行いました。

PM2.5中化学イオン成分濃度の自動連続測定装置の開発
応用化学科 教授 田中  茂
インパクターで粒径2.5μm以上の粒子を取り除いた後、大気中NOX、SO2、HCL、HNO3、NH3をTiO2塗布した環状型拡散スクラバーで吸着除去し、粒径2.5μm以下の粒子(PM2.5)をミストチェンバーで純水を噴霧して捕集し、PM2.5中化学イオン成分をイオンクロマトグラフで分析します。

スマートエネルギー管理システムの最適制御
システムデザイン工学科 准教授 滑川  徹
再生可能エネルギーを含む分散型エネルギーシステムが注目を集めています。滑川徹研究室では大規模電力ネットワークの多種多様な発電機をうまく協調させながら、安全性を確保した上で、最適なスマートエネルギー管理システムの分散制御法について研究を推進しています。

インクジェットプリント技術による
医療・環境分析用化学センサー

応用化学科 准教授 チッテリオ・ダニエル
家庭用のプリンターに使われているインクジェットプリント技術は、大量生産が可能な方法として工業分野でも利用されています。当研究室ではこの技術を利用し、紙を基板とすることで、安価で使い捨てができ、取り扱いが容易な医療・環境分析のための化学センサーの開発を行っています。

健康・環境・医療・バイオイメージングに向けた
化学センサー・プローブ

応用化学科 教授 鈴木 孝治
健康・環境・医療に向けた、より高度な化学センサー・バイオイメージング用プローブの開発を行っております。今回は当研究室で開発された(1)多検体の分析が可能な高輝度蛍光・発光色素 (2)医療・環境センシング用ナノマテリアル (3)細胞イメージング用プローブをご紹介します。

ネットワーク環境放射線計測システム
物理情報工学科 教授 松本 佳宣
センサ、集積回路技術によって、環境放射線量を低消費電力で測定を行い、温度、湿度などの環境情報を測定するモジュールを展示します。また、位置情報を含めた形でセンサネットワークによって送信して、サーバーで蓄積・解析を行い地図、航空写真と連携して表示を行うシステムの展示を行います。

緊急避難計画立案運用のための地理空間表現を導入した
エージェントベースシミュレーション環境の構築

管理工学科 専任講師 飯島  正
災害時の緊急避難計画を立案し運用するために人間の意思決定や行動をシミュレートするマルチエージェントシミュレーション技術が利用できます。そのとき刻一刻と変化する状況を反映した地理空間情報を利用できればシミュレーションの現実性を向上させることができます。この研究ではそのための基盤を構築しています。

ビジネスプロセス/ビジネスルール管理環境と
文脈に基づくセキュリティモデル

管理工学科 専任講師 飯島  正
組織にまたがるワーフクローやサービス指向アーキテクチャのためのビジネスプロセス/ビジネスルール管理環境を構築しています。加えて、ビジネスプロセスと密接に連動したセキュリティを実現する文脈に基づくアクセス制御モデルを提案しています。

人と人、人とモノのコミュニケーションを円滑にする支援技術
管理工学科 専任講師 飯島  正
対話において自然に表出する身振りは、コミュニケーションに重要です。しかし、その読み取り能力には個人差があります。また、人との対話や機器操作に心理的負担を感じる人もいます。そこで、センサーによって身振りを取得しコミュニケーションの向上に役立てたり、心理的負担の度合いを計測する技術を研究しています。

反応流技術の新たな展開
機械工学科 教授 植田 利久
反応流技術とは、化学反応、生物反応を伴う流れを利用した技術です。エンジン燃焼、燃料電池用水素生成、反応器など、さまざまな分野で用いられています。本ブースでは、このような幅広い展開を見せている反応流の最近のトレンドを紹介します。今後、医療工学分野などへの応用なども期待されています。