マーク表示について
このマークは、慶應義塾保有の特許案件が含まれていることを示します。技術の利用に関するお問い合わせは、会場内の連携相談窓口で承ります。
このマークは、連携技術セミナーが行われることを示します。



微小光共振器を用いたセンシング応用
電子工学科 准教授 田邉 孝純
従来の光を用いたセンシングでは光と物質の相互作用が弱いために、デバイスのサイズと感度にトレードオフの関係があるという欠点を持っていました。そこで我々は微小空間に光を閉じ込める微小光共振器を用いることで、光と物質の相互作用を高め、小型かつ高感度なセンサーを実現しました。

小型テラヘルツ偏波イメージング装置の開発
物理学科 准教授 渡邉 紳一
私たちは、非破壊検査光源として注目されている「テラヘルツ電磁波」について、その偏光情報を用いたイメージング技術を提案しています。本出展では、技術の応用事例とともに、産業応用に向けた装置の小型化への取り組みについてご紹介したいと思います。

11桁の周波数決定精度をもつ分子分光計
物理学科 教授 佐々田博之
波長3ミクロンの分子スペクトルを高分解能高精度で記録する分光計を開発しました。導波路型波長変換素子による高効率差周波発生、光共振器吸収セルによる光電場・実効吸収長の増強、光周波数コムによる光源の周波数制御を組み合わせて、吸収線を10^9の分解能で観測し、中心周波数を10^11の精度で決定しています。

ダイヤモンド電極
化学科 教授 栄長 泰明
ホウ素をドープした導電性のダイヤモンドは、電極として利用するとすぐれた電気化学特性を示し、次世代のレアメタルフリーの新材料として期待されています。ここでは、環境汚染物質センサー、生体関連物質センサー、汚水処理電極、CO2還元用電極、有用物質創製用電極などの応用例を紹介します。

電気力学的手法を用いたラベルフリーセルソーター
機械工学科 准教授 宮田 昌悟
再生医療などに代表される細胞を用いた医療では、治療効果の高い細胞を生化学的に標識せずに、分離する技術が重要です。本展示では、細胞を識別するための電気力学的現象である誘電泳動を紹介するとともに、これを用いたセルソーティングシステムを紹介します。

光診断技術のための生体モデリング
電子工学科 教授 岡田 英史
実測することができない生体組織中における光の挙動をモデリングし、近赤外光を用いた脳機能イメージングなどの光診断技術への応用を行っています。

超音波による非破壊評価
機械工学科 教授 杉浦 壽彦
構造物に発生する傷や材料的な劣化、複合材に生じる剥離などの位置や大きさを同定する非破壊評価は、高度化する産業技術の保全や精度向上のために重要となっています。本研究室では、電磁超音波による非接触検査、ガイド波による長大構造物検査、非線形信号による閉口き裂検査等の超音波診断技術の開発に取組んでいます。

スマートコミュニティ基盤ネットワーク
電子工学科 専任講師 久保 亮吾
我々は様々なインフラや機器がネットワーク化されたスマートコミュニティを広域センサ・アクチュエータネットワークと捉えています。本展示ではスマートコミュニティを実現するための省エネルギーで低遅延な通信ネットワーク技術についてご紹介します。

高効率セキュアモバイルアドホックネットワーク
情報工学科 教授 笹瀬  巌
モバイルアドホックネットワークでは、セキュアなルーチング、マルチホップ通信が必須です。私たちは、セキュアモバイルアドホックネットワークにおける、リアルタイム、省電力、高信頼性、高スループットを達成するルーチング、メディアアクセス制御方式に関する研究を行っています。

多様な構造型ストレージ技術を統合可能な再構成可能ハードウェア
情報工学科 専任講師 松谷 宏紀
FPGAを用いてNOSQL(キーバリュー型、カラム指向型、グラフ型などの構造型ストレージ)のためのハードウェアアクセラレータを開発しています。

照明を利用した歩行者ナビゲーション
情報工学科 教授 大槻 知明
スマートフォンを使った歩行者ナビゲーションの位置精度を改善する手法として、照明を利用した方法を紹介します。この手法は、店舗や廊下などの規則的に配置されている照明を自動的に検出し、その検出情報を用いて位置精度を高めることができます。