汗乳酸センシング技術を用いた新規リハビリテーション

乳酸は俗に疲労類似物質として知られていますが、これまでは血液からの一点での採取しかできませんでした。我々は汗を利用することでダメージなく乳酸を計測できるバイオセンサを開発してきました。さらに連続的かつ長時間計測可能とすることで医療、スポーツ等様々なユースケースでの導入が期待されます。

• 医学部 教授中村 雅也
• 医学部 特任助教中島 大輔

酸化ストレスを利用した新規抗がん剤の開発

がん治療は飛躍的に発展しているものの、肺がんや膵臓がん等の難治性がんも未だ存在します。我々は、その治療抵抗性のメカニズムとして、がん幹細胞のもつフェロトーシス（酸化ストレスによる細胞死）を回避する機構が重要であることをつきとめ、これを標的とした新規治療法を開発し、現在、臨床応用を目指しております。

• 医学部 特任助教大槻 雄士HP

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ヒト由来微生物が生産する二次代謝物のケミカルバイオロジー研究

近年、ヒト由来微生物が生産する二次代謝物が疾患の発症や悪性化に関与することが報告されている。一方近年では、疾患への関与が予想される微生物が多数報告されているが、その多くの因果関係は明らかではない。本研究では、ヒト由来微生物の代謝物から疾患悪性化因子を探索し、人の健康増進や疾病予兆の発見を目指す。

• 理工学部生命情報学科 助教齋藤 駿HP
• 理工学部生命情報学科 教授荒井 緑HP

医工連携によるメンタルヘルスの定量化プロジェクト

近年、世界中でメンタルヘルス対策が重要視されているが、精神疾患に対する客観的バイオマーカーが不足しており、治療評価や新規治療開発の大きな障壁です。我々は診察室、職場環境や日常生活での音声、体動、表情、心拍、脳波、言葉など、様々なデータを用いて、精神疾患とその重症度の客観的判定システムを開発中です。

• 医学部 特任教授岸本 泰士郎HP
• 特任講師田澤 雄基

創薬研究シーズ公開データベース

生命科学・基礎医学・臨床医学など、各分野におけるトップレベルの研究者を擁し、広い分野に渡って研究を進めています。最先端の学術研究の成果と企業のニーズを効率的に結び付ける窓口として創薬研究シーズ公開データベースを構築しました。

• 信濃町キャンパス 学術研究支援課HP