Introduction

ごあいさつ

慶應義塾大学理工学部長/大学院理工学研究科委員長 村上 俊之

慶應義塾大学理工学部長/
大学院理工学研究科委員長

村上 俊之

慶應義塾における科学技術の様々な研究成果を社会に広く紹介することで、理工学部における研究活動を積極的に社会と結び付け、産学連携の機会を拡大することを目的として設立された慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、今年で設立22年目を迎えます。また、KLL主催のKEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)も22回目となります。

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くのイベントが制約を受ける形での開催となっておりますが、本年度のKEIO TECHNO-MALLについても昨年度と同様にオンライン開催となります。こうした中で、オンライン開催の良い側面も見えてきたことは確かです。特に今回はデジタル化をより意識した開催となっており、講演等のデジタル化のみではなく、2年前まで対面で出展していた多数のブースをオンラインデジタルエキジビションとしてご覧いただけるシステムによる開催を予定しています。今回も医学部との共催イベントを予定しており、またデジタルの日を記念する関連プレイベントとして文理融合シンポジウムも開催します。対面とは異なるデジタル世界の醍醐味とともに、これまで会場へ足を運ぶ機会が得られなかった多くの皆様に出会いの場が提供できるものと考えております。

慶應義塾先端科学技術研究センター所長 山中 直明

慶應義塾先端科学技術研究センター所長

山中 直明

オープンイノベーションが社会と産業の発展に大きく貢献すると言われる中で、KEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)は、慶應義塾大学理工学部の研究成果を紹介し、企業等との産官学連携のきっかけとなるイベントとして、理工系大学の展示会としては開催22回目と長い歴史を持ち、さらに医学部との共同開催となり、開催の規模は最大級を誇っています。 昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の想像を絶するインパクトを受けて、オンラインによる開催となりました。延べ4万弱のアクセスをいただき、多くの注目を集めました。一方、テクノモールの良さであった、教員や大学院の学生が実物を示しながら説明し、来場者の方々と熱心に議論をすることとは程遠く、個別にイベント会場(YoutubeLIVE)と展示会場(Zoom及び資料や動画)を用意しましたが、想定していたインタラクティブなセッションを実施するには十分ではありませんでした。今年もオンラインではありますが、昨年度とは異なり、実開催のKEIO TECHNO-MALLのブースを再現できるよう、株式会社ブイキューブが開発したEventInシステムをKEIO TECHNO-MALLに用いて活発なセッションを実施いたします。

さて、今年のKEIO TECHNO-MALLですが、大学もwithコロナが進み、学生たちも工夫しながら「研究を止めない」という姿勢で運営をしています。もう、コロナ前の元に戻るのを待つのではなく、未来のスマート化が加速してやってきたと考えると分かりやすいかと思います。むしろ、距離の壁が下がり、DXが進み、デジタル主体の社会へ進んでいます。今後、大きく成長するものが、このKEIO TECHNO-MALLには数多く存在しています。ぜひビジネスチャンスとなる可能性を見つけてください。

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