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マーク表示について
このマークは、慶應義塾保有の特許案件が含まれていることを示します。技術の利用に関するお問い合わせは、会場内の連携相談窓口で承ります。
このマークは、連携技術セミナーが行われることを示します。

レーザードラッグデリバリー
電子工学科 助教 寺川 光洋
狙った細胞だけを安全かつ高速にレーザー手術をする研究に取り組んでいます。本出展では、超短パルスレーザーを用いて細胞膜や細胞内小器官を選択的に破壊もしくは不活化する技術や、標的とする細胞のみに特定の物質を導入する技術を紹介します。ドラッグデリバリー、遺伝子治療、再生医療への応用を目指しています。

神経難病にかかわるタンパク質の「かたち」
化学科 准教授 古川 良明
タンパク質は生体内で機能するために非常に複雑な立体構造を形成しています。また、一部のタンパク質の構造が異常になるとアルツハイマー病などの神経難病を引き起こすことが知られています。私たちは、タンパク質構造を制御する生体内のメカニズムを明らかにすることで、神経難病の治療法開発に役立てたいと考えています。

海洋生物由来の新しい生物活性物質
化学科 准教授 末永 聖武
海洋生物から新しい生物活性物質を発見し、その化学合成法、生物活性が現れる仕組みについて研究します。海洋生物由来のユニークな生物活性物質は、医薬品の候補として、また生命科学研究のプローブとして重要です。

高効率セキュアモバイルアドホックネットワーク
情報工学科 教授 笹瀬  巌
モバイルアドホックネットワークでは、セキュアなルーチング、マルチホップ通信が必須です。私たちは、セキュアモバイルアドホックネットワークにおける、リアルタイム、省電力、高信頼性、高スループットを達成するルーチング、メディアアクセス制御方式に関する研究を行っています。

OpenFlowによる省電力ネットワークの制御
情報工学科 教授 山中 直明
山中研が提案する省電力ネットワークをOpenFlow技術により制御します。独自に開発したOpenFlowコントローラにオリジナルのトラヒックエンジニアリング手法を実装し、ネットワーク省電力化を図ります。

高速・高精度テラヘルツ偏波計測技術と産業応用
物理学科 准教授 渡邉 紳一
私たちの研究室では、近年非破壊検査光源として注目されている「テラヘルツ電磁波」について、従来技術に比べて著しく高速かつ高精度でその偏波方向を計測する技術を開発しました。本展示ではそれを用いて高精度表面凹凸計測を行った事例を紹介します。その他具体的な産業応用をご提案したいと思います。

単結晶引き上げによる微小光共振器の作製技術
電子工学科 准教授 田邉 孝純
微小光共振器は超狭線幅光波長フィルタとして利用でき、レーザと用いれば極めて狭い線幅の光を得ることができます。こうした光はディジタルコヒーレント光通信や超精密分光に用いることができると期待できます。そのための微小光共振器の新たな作製方法を紹介します。

新規スピンダイナミクス素子の基盤技術の開拓
物理学科 専任講師 関口 康爾
本研究では光・熱・電磁信号からスピン信号への高効率エネルギー変換機能および新規スピン機能を開拓します。半導体LSIの熱・微細加工限界を突破し、革新的機能を創成するには発熱のないスピン信号の活用が必須です。磁気的現象(スピンダイナミクス)を活用した全く新しい情報処理機能の基盤技術を実現します。

液体の引張強さ測定技術
機械工学科 専任講師 安藤 景太
液体は気体同様に流動性をもちますが、分子間距離が狭いことから分子同士は凝集力と呼ばれる力で干渉し合っています。その凝集力の程度を表す物性値として、引張強さが定義されます。本研究では、マイクロ流体デバイスを用いた液体の引張強さの測定方法を提案します。

ダイヤモンド電極の応用:環境改善から生体計測まで
化学科 教授 栄長 泰明
ホウ素をドープした導電性のダイヤモンドは、電極として利用するとすぐれた電気化学特性を示し、次世代のレアメタルフリーの新材料として期待されています。ここでは、環境汚染物質センサー、生体関連物質センサー、汚水処理電極、CO2還元用電極、有用物質創製用電極などの応用例を紹介します。

高分子溶融体の圧力による構造制御
物理学科 助教 千葉 文野
結晶に体心立方などの構造があるように、液体にも原子レベルの構造があります。特に高分子溶融体(バルクのホモポリマー)は、分子のパッキングを変化させることで、比較的小さな圧力で大きく構造変化させることができることが分かってきました。水の4℃の密度極大との基礎的関係から、応用の可能性も含め解説いたします。