近年、世界中でメンタルヘルス対策が重要視されているが、精神疾患に対する客観的バイオマーカーが不足しており、治療評価や新規治療開発の大きな障壁です。我々は診察室、職場環境や日常生活での音声、体動、表情、心拍、脳波、言葉など、様々なデータを用いて、精神疾患とその重症度の客観的判定システムを開発中です。
AIによるメンタルヘルスモニタリング技術を紹介します。テキスト、音声、顔画像、視線の動きなどを解析し、うつ病やストレス、認知症などを検出します。さらに、SNS投稿の内容からも心理状態を推定することで、早期支援への応用が期待されます。