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マーク表示について
このマークは、慶應義塾保有の特許案件が含まれていることを示します。技術の利用に関するお問い合わせは、会場の連携相談窓口で承ります。
このマークは、連携技術セミナーが行われることを示します。

ドップラー周波数データを用いた行動識別・位置推定システム
情報工学科 教授 大槻 知明
ドップラーセンサを用いると、人の腕や脚に反射して戻ってきたエコー波を解析し、周波数の時間的な変動パターンを見ることで人の行動を識別することができます。本研究では、ドップラー周波数データを利用して仮想的なアンテナを構成し、行動識別に加えリアルタイムで高精度な位置推定を行えるシステムを提案しています。

神経変性疾患の発症にかかわるタンパク質の「かたち」
化学科 准教授(有期) 古川 良明
タンパク質は適切な立体構造をとることで生理機能を発揮します。しかし、遺伝子変異や環境変化に伴い、タンパク質分子が異常に会合して不溶性の凝集体を形成することがあります。私たちは、タンパク質凝集の反応メカニズムを分子レベルで明らかにし、凝集が引き起こす各種ヒト疾患の病理解明に貢献します。

スピンダイナミクスの制御とそのスピンデバイスへの応用
物理学科 准教授 能崎 幸雄
電子の自転(スピン)を省電力かつ高速に反転させる新しい技術の開発を目指しています。電子スピンの運動を検出する実験を紹介し、材料の組み合わせやマイクロ波、電流を加えることによりどのように変化するかを説明します。

テラヘルツ光物質制御
物理学科 准教授 渡邉 紳一
光と電波の境界周波数領域にあるテラヘルツ光を用いた分光計測は新しいセンシング手法として幅広く応用されています。近年、テラヘルツ光の高強度化が進み、これを用いて積極的に物質の性質を変える研究が進められています。展示パネルではこうした高強度テラヘルツ光を用いた新しい物質制御の可能性について紹介します。

ナノ円柱・ナノコイル構造を利用した機能性薄膜
機械工学科 准教授 大宮 正毅
本研究室では、ナノサイズの円柱やコイル構造を利用した機能性薄膜の研究を行っています。ナノスケールで"構造"を制御すると、機械的特性(剛性や強度、摩擦特性など)や、電磁気・光学的特性が様々に変化します。このように"構造"と"機能"とを結びつけ、ナノスケールでの特異な機能発現を狙って研究をしています。

イオン導電性高分子を利用したアクチュエータとセンサ
機械工学科 准教授 大宮 正毅
イオン交換膜である高分子材料に金属メッキを施し、電気を流すと屈曲運動を示します。これを利用すると、水中でも可動する柔軟かつフレキシブルなアクチュエータが作れます。逆に、高分子膜を曲げると電気が流れ、センサとして利用できます。これらの基本的な特性を明らかにすべく研究を行っています。

圧力で制御する液体やガラスの特性
物理学科 助教 千葉 文野
高分子や単体で構成された液体・ガラスの、密度などの特性を、圧力で可逆に変化させることができます。例えば、屈折率を変化させるために、何か物質を加えて構成要素を変化させるのではなくて、圧力で密度を変えてしまうという、これまでにない発想です。圧力で何ができるのか、最近の進展を紹介します。

ブロードバンドワイヤレス通信および
モバイルアドホックネットワーク

情報工学科 教授 笹瀬  巌
ユーザのパーソナル化・カスタマイズ化に対する様々な品質要求に柔軟に対応できる、安全で信頼性の高いブロードバンドワイヤレス通信およびモバイルアドホックネットワークにおける研究成果の概要を示します。

ニューラルネットワークの基礎研究と工学的応用
管理工学科 専任講師 篠沢 佳久
我々は工学的な問題に対して、人間の頭脳のように問題解決できる情報処理技術の研究を行なっています。特に人間の脳神経系をモデル化した情報処理システムであるニューラルネットワークの研究をすすめています。ここではニューラルネットワークを用いた基礎的な研究とその工学的な応用について紹介します。