KEIO TECHNO-MALLへようこそ。

慶應義塾大学理工学部長/
大学院理工学研究科委員長
青山 藤詞郎
慶應科学技術展は、皆様のご支援とご指導により、年々その内容が充実しています。多くの展示が実機によるデモンストレーションを含んでおり、研究成果をより具体的にご理解いただけるものと思います。展示ブース、あるいはイベント会場にて、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。
理工学部は、さらに25年先の創立100年へ向けた新たな歩みをはじめています。KLLは、新たな連携研究拠点(KIF)の運営などを通して、産官学連携研究活動の益々の発展へ向けた重要な役割を果たしてまいります。益々のご支援、ご協力をお願い申し上げます。


慶應義塾
先端科学技術研究センター 所長
鈴木 哲也
慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL)は、慶應義塾大学理工学部の研究成果を紹介し、共同研究や技術移転等のきっかけとなる「出会いの場を提供するイベント」です。2015年は、理工学部の教員による先端的な研究成果をブースで紹介する他、数々のイベントを用意いたしました。メインイベントとしては、本塾のシステムデザイン・マネジメント研究科の前野教授による講演「脳・心と幸せ」とトークセッションを開催します。ラウンドテーブルセッションでは、「環境への工学的アプローチ」と「知能ロボットと人の未来」をテーマに議論を行います。また、理工学部の最新の研究成果を発表する連携技術セミナーでは、「培養基材の固有振動を用いた高機能細胞培養装置」、「ワイヤレスヘルスモニタリング」、「ダイヤモンド電極」を紹介いたします。
「産学連携」を成功させるためには、産業界の努力よりも、私たち大学側に多くの努力が必要です。大学組織及び教員一人一人が、自らの研究の意義、波及効果等を考えながら、本展示会に臨むようにしています。「面白い」とか「こんなものに使えるかもしれない」というのは、昔の考え方で、現在は、特許を取得し、市場も把握し、コストの妥当性や対抗する技術は何か等を皆様に説明できなければならないでしょう。KLLは大学発の技術を産業界に発信する場として、KEIO TECHNO-MALLを他大学に先駆けて2000年から主催してまいりました。研究者自身による、研究成果物の展示をごゆっくりご覧いただき、我々の技術具現化のパートナーとなって下さることを強く希望しております。何卒、よろしくお願い申し上げます。