再生医療などの現場では細胞の大量培養が求められています。通常はテクニシャンによる培養が繰り返し行われていますが、本セミナーでは機械工学的な視点から新たな細胞培養方法を紹介します。具体的には、細胞培養基材の固有振動を適切に励振、利用して、培養効率を高める新たな手法についてお話します。

当研究室で開発しているワイヤレスヘルスモニタリング技術を紹介します。まず、人の行動識別・位置推定が可能な、複数アンテナ素子から成るアレーセンサについてお話します。次に、ドップラーセンサを用いた生体信号センシング法を、そして、低解像度赤外線センサを用いた見守り技術を紹介します。

ホウ素をドープした導電性のダイヤモンドは、電極として利用するとすぐれた電気化学特性を示し、次世代のレアメタルフリーの新材料として期待されています。ここでは、環境汚染物質センサー、生体関連物質センサー、汚水処理電極、CO₂還元用電極、有用物質創製用電極などの応用例を紹介します。