Introduction

ごあいさつ

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慶應義塾大学理工学部長/大学院理工学研究科委員長 岡田 英史

慶應義塾大学理工学部長/
大学院理工学研究科委員長
岡 田  英 史

慶應義塾における科学技術の研究成果を産官学連携によって社会に還元することを目的として、2000年4月に設立された慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、今年で設立21年目を迎えました。KLL主催のKEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)も21回目となります。
これまでの20年間、産官学連携を取り巻く社会情勢の変化も反映させながら、KEIO TECHNO-MALLでは様々な産官学の出会いの場作りを試みてきましたが、初回以来、実機によるデモンストレーションを中心とするブース展示を最大の特長としてまいりました。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、初のオンライン開催となります。実機に触れていただくことはできませんが、プレイベントの配信など、オンライン開催の特長を生かした新たなKEIO TECHNO-MALLをご覧いただくとともに、これまで会場に足を運ばれたことがない多くの方々にも出会いの場を提供できるものと考えております。
今回は、医学部との共催により、医工連携、さらには医学部の研究成果まで広くご紹介できることになりました。
ウィズコロナ、そしてポストコロナヘ向けた新たな産官学連携の発展を目指して、益々のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
慶應義塾先端科学技術研究センター 所長 山中 直明

慶應義塾先端科学技術研究センター
所長
山 中  直 明

本日はご参加いただき、誠に有り難うございます。
オープンイノベーションが社会と産業の発展に大きく貢献すると言われる中で、KEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)は、慶應義塾大学理工学部の研究成果を紹介し、企業等との産官学連携のきっかけとなる「出会いの場を提供するイベント」として、理工系大学の展示会としては開催21回目と長い歴史を持ち、かつ開催の規模は最大級を誇っています。
今年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の想像を絶するインパクトを受けて、オンラインによる開催となりました。また、初めて本学医学部との共同開催を行います。
COVID-19は、日々の生活に多くの不便さを感じさせます。一方で、コロナ後の社会のニーズを強く意識できるとも言えます。本学が力を入れている“スマート社会”、“スマートメディカルヘルスケア”は、コロナ後に必要となるコロナテックとも言えます。コロナ後の経済は“V字型”ではなく“K字型”の回復、また、回復するものと回復しないものがあると言われています。回復するものには、むしろ大きく成長する部分があると思われ、それらに求められる技術の多くをKEIO TECHNO-MALLでは紹介しています。ぜひビジネスチャンスとなる可能性を見つけてください。
KEIO TECHNO-MALLは、技術とビジネスの「Watering Hole(水飲み場)」として設計されています。これまでにも、多くの人がこの場に集まり、理工学部の研究者と企業という形だけでなく、複数の企業や官公庁、さらには学部横断の複数の研究者によるコンソーシアム型の研究開発が生まれています。ぜひ、実社会やビジネスでのニーズやマーケットのアドバイスをいただき、より実学としての研究が充実するようご指導いただけることを切望しております。最先端の技術シーズを基に、産官学の連携を通して日本の科学技術の発展への貢献を目指して参りますので、ご支援のほど、何卒宜しくお願いいたします。
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