24回慶應科学技術展KEIO TECHNO-MALL 2023

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ごあいさつ

INTRODUCTION

慶應義塾大学理工学部長

村上 俊之

 理工学部・理工学研究科は戦後に歴史的な苦難の道を辿りつつも、1972年に開設した矢上キャンパスも昨年は開設50年を迎えることになりました。こうした中、学部・大学院の組織改組等も行われ、産学連携の機会を拡大することを目的として慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)が設立されました。KLLは今年で設立24年目を迎えることになりますが、慶應義塾における科学技術の様々な研究成果を社会に広く紹介することで、理工学部における研究活動を積極的に社会と結び付けることを目的として活動を続けております。その活動の一環であるKLL主催のKEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)も24回目の開催となります。

 新型コロナウイルス感染症が2023年5月8日より「5類感染症」に位置付けられたことから、漸く感染症をほぼ気にしなくても過ごせる日常生活となり、いろいろなイベントが復活してきております。KEIO TECHNO-MALLも昨年度より、人間交際(じんかんこうさい)の場として、対面での実施となっております。今回も医学部との共催イベントが予定されており、異分野融合や各種文化の融合を意識した研究プロジェクトも多く見られることと思います。産学連携の活気を肌で感じ取れる交流を期待して、また新たな発見の機会が得られますことを願いつつ、多くの皆様に出会いの場が提供できるものと考えております。

慶應義塾先端科学技術研究センター 所長

津田 裕之

 KEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)は、慶應義塾大学の研究成果を紹介し、慶應義塾大学と企業や外部研究機関との連携を推進することを目的としています。大学が主催する理工系展示会の先駆けとして2000年に初めて開催され、今回は24回目の開催となります。近年、医学部共催になり、SFC、薬学部関連の展示も行われるようになりました。これから更に全塾的な研究成果の展示会に発展させ、産業界との接点をいっそう増やしたいと考えています。

 “新たなコラボレーションを創出する「人間交際」の場~大変革時代におけるチャンスとチャレンジ~”をコンセプトとして東京国際フォーラムにてKEIO TECHNO-MALL2023を対面で開催いたします。展示ブースでは、慶應義塾大学で実施されている先進的な研究の成果、事業の芽が展示され、教員や研究者が自ら説明を行い、来訪者の皆様と研究内容の枝葉末節に至るまで、展示物を見ながら直に議論する場を提供します。また、第一人者の方をお招きした講演会やパネルディスカッションなどの企画を予定しています。

 私たちは企業や外部研究機関と連携してこれらのシーズを社会実装することを目指しています。皆様には、是非、KEIO TECHNO-MALL2023を訪れて、新しい発見をして、慶應義塾大学の研究者との絆を構築して頂きたいと思います。