論理性、客観性、合理性を極めた画期的な研究成果や開発技術も、心を揺さぶるエモーションを宿していなくては、世の中にインパクトを与えることはできません。創作活動において、一見相反する「ロジック」と「エモーション」を共存させるための心がけや工夫について、薬学博士でもあり、作家でもある瀬名 秀明氏にご講演いただきます。イベント後半では、展示会のテーマ「理学の熱情（enthusiasm）、工学の情熱（passion）」にあるように、画期的な研究技術をいかにわかりやすく伝え、研究に対するひたむきな熱い想いを込めながら、社会に向けて技術の種まきをどのように行うかについて、瀬名氏と理工学部研究者が対話します。研究開発と社会をつなぐ方法を模索しながら、大学としての科学技術に対する考え方や、国の政策・産業との関わり、理工学分野の研究活動のあり方について、幅広く見直す機会となるイベントを目指します。濃密な90分間を、ぜひお楽しみください。