23回慶應科学技術展KEIO TECHNO-MALL 2022

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INTRODUCTION

ごあいさつ

慶應義塾大学理工学部長

村上 俊之

 理工学部・理工学研究科は戦後に歴史的な苦難の道を辿りつつも、1972年に開設した矢上キャンパスは本年で開設50年を迎えることになります。こうした中、学部・大学院の組織改組等も行われ、産学連携の機会を拡大することを目的として慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)も設立されました。KLLは今年で設立23年目を迎えることになりますが、慶應義塾における科学技術の様々な研究成果を社会に広く紹介することで、理工学部における研究活動を積極的に社会と結び付けることを目的として活動を続けております。その活動の一環であるKLL主催のKEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)も23回目の開催となります。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、過去3年間のイベントの多くが制約を受ける形での開催となってしまい、KEIO TECHNO-MALLもオンラインでの開催を余儀なくされてきましたが、本年度についてはアナログコミュニケーションによる人間交際(じんかんこうさい)の場として、対面での実施を予定しております。今回も医学部との共催イベントが予定されており、異分野融合や各種文化の融合を意識した研究プロジェクトも多く見られることと思います。久しぶりとなる対面実施での活気を肌で感じ取れる交流を期待して、コロナ禍も払拭できる機会が得られますことを願いつつ、多くの皆様に出会いの場が提供できるものと考えております。

慶應義塾先端科学技術研究センター 所長

津田 裕之

 KEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)は、慶應義塾大学の研究成果を紹介し、慶應義塾大学と企業や研究機関との連携を推進することを目的としています。大学が主催する理工系展示会の先駆けとして2000年に初めて開催され、今回は23回目の開催となります。前々回よりKEIO TECHNO-MALLに医学部が参画しています。今後は全塾的な研究成果の展示会に発展させ、産業界との接点をいっそう増やしたいと考えています。

 2020年よりCOVID-19によるパンデミックの影響でオンライン開催が続きましたが、今回は3年ぶりに、“新たなコラボレーションを創出する「人間交際」の場~大変革時代におけるチャンスとチャレンジ~”をコンセプトとして東京国際フォーラムにてKEIO TECHNO-MALL2022を対面で開催いたします。出展分野も拡充して、AIや医療/ヘルスケアを含む10の研究開発分野、基礎科学、慶應発ベンチャーのエリアを設けます。展示ブースでは、慶應義塾大学で実施されている先進的な研究の成果、事業の芽が展示され、教員や研究者が自ら説明を行い、来訪者の皆様と研究内容の枝葉末節に至るまで、展示物を見ながら直に議論する場を提供します。

 私たちは塾外の企業や研究機関と連携してこれらのシーズを社会実装することを目指しています。皆様には、是非、KEIO TECHNO-MALL2022を訪れて、新しい発見をして、慶應義塾大学の研究者との絆を構築して頂きたいと思います。