

 慶應義塾大学理工学部長/同大学院理工学研究科委員長 稲崎 一郎
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早いもので、KEIO TECHNO-MALLの開催が7回目を迎えることになりました。お陰様で、慶應義塾大学理工学部で生まれた新技術を社会に発信する場として、一定の評価を頂くに至っております。KEIO TECHNO-MALLが出会いの場となり、新たな産学連携研究も発足しております。開催回数も重なり、型に嵌った企画にならないように新たな試みを盛り込みました。実演中心の展示とし、加えて教員による技術セミナーを並行して開催いたします。
これからの産学連携は、大学と企業の役割と強みを明確に認識し、それぞれの特長を生かしたものになって行かなくてはなりません。すなわち、大学からは独創性あふれるシーズだけが発信価値を持つようになるでしょう。企業に比べて種々の制約が少ない大学からは、自由な発想による創造性ある研究成果が発信されなければなりません。産学連携を通しての人材育成も益々その重要性を増して来るに違いありません。総合大学としての強みを生かし、他学部、研究科との共同研究が多いこともKEIO TECHNO-MALLの特長です。
皆様のご意見とご批判を賜れれば幸いです。
慶應義塾大学理工学部長/同大学院理工学研究科委員長
稲 崎 一 郎
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