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2008年に慶應義塾は創立150年を迎え、理工学部は今年で創立70年になります。慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)では、大学と産業界ならびに官界とのコミュニケーションを密にして、従来の学問分野の垣根を超えた研究環境を提供することにより、産学官連携を推進し、新しい科学技術の創生とこれを実現する人材の育成を行っています。

慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL)は、KLLが主催する科学技術展で、毎年12月に開催されます。ここでは、理工学研究科において日々研究活動を行っている教員スタッフ、若手研究者や大学院生、あるいは外部からの共同研究員がそれぞれの研究・開発成果を社会に紹介し、来場者から広くご意見をいただくことにより、研究成果の社会への還元と新たな産学官連携の場が創出されることを期待しております。

KEIO TECHNO-MALLは、2000年にスタートして以来、産業界・官界の皆様の高い関心とご支援により年々その規模を拡大しながら、今年、記念すべき第10回目を迎えることになりました。ここに、ご関係の皆様に厚く御礼を申し上げる次第です。

今回も、東京国際フォーラムの2つの会場において、技術展示とイベントを織り交ぜた企画が予定されています。今回は特に、KLLが設立された2000年から今日までの10年間を振り返り、さらにこれからの10年間を見通して、KLLの活動を議論するトークセッションを行う予定です。

多数の皆様にご来場いただき、展示ブース、あるいはイベント会場にて、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。



慶應義塾大学理工学部長/同大学院理工学研究科委員長
青山 藤詞郎
KEIO TECHNO-MALLは、慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)が設立された2000年の12月から、毎年、東京国際フォーラムにおいて開催されており、今回で第10回目を迎えます。大学における研究成果を多くのみなさまに、直接見て、触れていただき、産学連携を通じて活用していただこうということで始められました。

各ブースでは、できる限り現物展示、実演などを行うようにしておりますので、それぞれの研究成果をより深くご理解いただけるものと考えております。

今年は、「実学(サイヤンス)の未来形」をテーマに、これまでに培ってきた科学技術分野の成果をご覧いただくと同時に、将来に向かっての意気込みを感じ取っていただければと思っております。

今回は「ヒトとロボット(機械)の共存社会」、「無線で人をとらえる」という2つのテーマについてラウンドテーブルセッションを設けました。それぞれの分野のエキスパートが、それぞれの分野の現状と将来について皆様方との意見交換を行いたいと考えております。

また、清家篤塾長ならびに第一線でご活躍の方々をお迎えし、KLLのこれまでの10年を振り返ると同時に、これからの産学連携の在り方を考えるトークセッション「KLL―これまでの10年、これからの10年」を予定しております。是非お越しください。

KLLはあらたな10年に向けて、その活動をさらに充実したものにして行きたいと考えております。これまでの経験を生かし、国際的な産学連携も積極的に進めたいと考えており、KEIO TECHNO-MALLにもInternational Deskを設けます。是非ご活用ください。

年末のあわただしい時期ではございますが、わたしどもの研究成果をじっくりとご覧いただき、産学連携へのきっかけを見出していただければと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。



慶應義塾先端科学技術研究センター 所長
植田 利久
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