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EVENT SCHEDULES

イベントスケジュール

ラウンドテーブルセッション

11:40

13:00
「コンピュータに騙される人間の脳
 ―バーチャルリアリティとロボットに見る」
概  要
コンピュータの能力が進歩し、人間の脳を超える日が来るかもしれない、と言われていますが、本当にそうでしょうか? データ検索速度や計算速度では既に人間の脳を超えていますが、一方で情景や文章の意味解釈といった人間の脳の能力をまだまだ超えることができない壁もあります。そもそもは、人間とコンピュータは競争するものではなく、協調しながら共に進化していくことが重要です。
本ラウンドテーブルでは、コンピュータと協調する人間の脳の振る舞いに焦点を当てます。たとえば、風景写真のスケールをミニチュアサイズと勘違いしてしまったり、色の変化で動いていると誤解したりする「錯視」や、ロボットの振る舞いや見た目によって愛着・愛情を感じてしまう人間の感情など、「コンピュータに騙される人間の脳」という観点から、バーチャルリアリティやロボットにおけるコンピュータと人間の協調と進化について議論していきます。
登 壇 者
ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー
茂木 健一郎 氏
PROFILE
日本電信電話株式会社
コミュニケーション科学基礎研究所 主任研究員
木村 聡貴 氏
PROFILE
日本電信電話株式会社
メディアインテリジェンス研究所 主任研究員
三上 弾 氏
PROFILE
理工学部 情報工学科 教授
今井 倫太
理工学部 情報工学科 教授
藤代 一成
理工学部 情報工学科 教授
斎藤 英雄
(ファシリテータ)
 
14:50

16:00
「KLLが始めるエンジェル活動と
 理工発ベンチャーを考える」
概  要
本ラウンドテーブルは、慶應義塾のベンチャーキャピタルと慶應義塾大学理工学部の卒業生でベンチャーを起業している先輩方を一堂に会し、大学発ベンチャーの可能性とその課題について議論します。
理工系大学の技術を社会で活用してもらうには、産学連携による技術移転と自らのスタートアップ(ベンチャー創成)が必要であると言われています。日本でベンチャーが育ちにくい理由として、「技術の可能性は十分にあるが、事業化の成功事例に乏しい」、また「エンジェル的に、資金投入するメカニズムがない」、「メンターとなる存在がおらず、起業のノウハウが得られない」などがあり、さらには、インキュベーションそのもののやり方がわからず、大学が取り残されているという側面も挙げられています。
KLLは、私学を代表する大学としてこれらのミッションに長年取り組んできました。そして、2016年度、スタートアップを積極的に進めるために、自らのリスクで初めてベンチャーをめざす学生を対象とした、活動資金(助成金)の提供をはじめとする各種スタートアップ支援を開始しました。具体的には、この資金を使って、アイディアを簡単なプロトタイプにし、ビジネスモデルや、起業、事業展開の仕方をイメージできるようにして、ベンチャーキャピタルにつなげていきます。さらに、慶應義塾ベンチャーファンドである慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)やメンター三田会等と連携し、理工学部発のベンチャーを育てていきます。
KLLは、米国の一流私立理工系大学に追いつき追い越すべく、このような理工系大学としては先駆的な取り組みを通して、義塾内外の協力・連携体制を確立し、社会を豊かにする技術開発を促進していきます。
登 壇 者
イーソリューションズ株式会社 代表取締役社長
佐々木 経世 氏
PROFILE
ボードウォーク・キャピタル株式会社 代表取締役社長
那珂 通雅 氏
PROFILE
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 代表取締役社長
山岸 広太郎 氏
PROFILE
株式会社ブイキューブ 代表取締役社長CEO
間下 直晃 氏
PROFILE
AISSY株式会社 代表取締役社長、メンター三田会 事務局長
鈴木 隆一 氏
PROFILE
理工学部 電子工学科 教授
粟野 祐二
理工学部 機械工学科 准教授
森田 寿郎
(ファシリテータ)
※事前の参加登録は必要ございません。
※イベント会場の場所は、会場マップでご確認ください。
※当日、やむを得ない事情によりイベントの内容等を変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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茂木 健一郎 氏

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。
1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文藝評論、美術評論などにも取り組んでいる。

木村 聡貴 氏

2003年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。同年、日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所に入社。2012年より現職。人間の運動の脳情報処理の研究が専門。とくに近年は、アスリートの高度な脳機能の仕組みやスポーツ上達支援に関する研究に従事。

三上 弾 氏

1996年慶應義塾大学情報工学科入学、2000年卒業。同年慶應義塾大学大学院理工学研究科入学、2002年修了。同年、日本電信電話株式会社サイバースペース研究所(現在のメディアインテリジェンス研究所の前身)に入社。画像処理・コンピュータビジョンの研究に従事。スポーツ映像のハンドリングに強い興味を持つ。

佐々木 経世 氏

慶應義塾大学大学院修了。日本鋼管(現JFEスチール)を経てマサチューセッツ工科大学でMBA取得。ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン(現Strategy&)、ソフトバンクを経て、1999年にイーソリューションズを設立し代表取締役社長に就任。

山岸 広太郎 氏

慶應義塾大学経済学部卒。2015年12月、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)の設立と同時に代表取締役社長に就任。KII以前は、日経BP編集記者、CNET Japan編集長を経て、グリーを共同創業。10年間、同社の副社長として事業部門などを統括(現在は非常勤取締役)。

間下 直晃 氏

慶應義塾大学大学院修了。在学中、有限会社ブイキューブインターネット(現:株式会社ブイキューブ)を設立。「アジアNO.1のコミュニケーションプラットフォーム」の実現を目指し、海外展開を積極的に進めている。2013年12月にマザーズ上場、2015年7月に東証一部へ市場変更。経済同友会幹事。

鈴木 隆一 氏

慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。慶應から出資を受けてAISSY株式会社設立、代表取締役就任。主な著書に「味覚力を鍛えれば病気にならない」「日本人の味覚は世界一」

那珂 通雅 氏

慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社に入社。グローバル市場で経験を積み、シティグループ証券株式会社取締役副社長を経て、2010年にストームハーバー証券株式会社を設立。同社代表取締役社長、会長を経て、2016年にボードウォーク・キャピタル株式会社を設立し代表取締役社長に就任。