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ごあいさつ
KEIO TECHNO-MALLへようこそ
慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)主催の第15回慶應科学技術展「KEIO TECHNO-MALL」が開催されます。今年、慶應義塾大学理工学部は、創立75年を迎えました。理工学部では、この機をとらえ、記念事業を計画し、世界に通じる人材の育成のための国際人材育成基金の設立、グローバルリーダーとしての研究者の育成のため慶應義塾基礎科学・基盤工学インスティテュート(KiPAS)の開設、そして革新的な産学官連携による共同研究拠点として慶應義塾イノベーションファウンダリー(KIF)をKLLのもとに新たに設立いたしました。今回は、理工学部創立75年記念行事の一環として、KIF設立記念の特別企画を用意しています。
技術展示の内容は、皆様のご支援とご指導によりまして、年々その内容が充実しております。多くの展示が実機によるデモンストレーションを含んでおり、研究成果をより具体的にご理解いただけるものと思います。展示ブース、あるいはイベント会場にて、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。
理工学部は、さらに25年先の創立100年へ向けて、世界トップレベルの教育研究拠点の形成を目指し、世界に通じる人材の育成と、グローバルリーダーとしての研究者の養成につとめます。KLLは、新たな研究拠点(KIF)の運営を通して、産学官連携研究活動の益々の発展へ向けた重要な役割を果たしてまいります。
今後益々のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第です。
慶應義塾大学理工学部長/大学院理工学研究科委員長
青山 藤詞郎
本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。
KEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)は、慶應義塾大学理工学部の研究成果を紹介し、共同研究や技術移転等のきっかけとなる「出会いの場を提供するイベント」です。2014年は、理工学部創立75年を迎える年であり、理工学部の教員による先端的な研究成果をブースで紹介する他、数々のイベントを用意いたしました。著名な方々をお招きして、「大学発ベンチャー」、「日本経済の展望:科学技術のイノベーションと産学連携」に関するご講演、また2014年からスタートした理工学部の産学連携施設に関するトークセッションや「病気にならないための健康社会~テクノロジー・イノベーション」のラウンドテーブルセッションを行います。さらに、「平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞」受賞者3名による萌芽的研究を紹介いたします。
「産学連携」を成功させるためには、産業界の努力よりも、私たち大学側に多くの努力が必要です。大学組織及び教員一人一人が、自らの研究の意義、波及効果等を考えながら、本テクノモールに臨むようにしています。「面白い」とか「こんなものに使えるかもしれない」というのは、昔の考え方で、現在は、特許を取得し、市場も把握し、コストの妥当性や対抗する技術は何か等を皆に説明できなければならないでしょう。KLLは大学発の技術を産業界に発信する場として、KEIO TECHNO-MALLを他大学に先駆けて2000年から主催して参りました。研究者自身による、研究成果物の展示をごゆっくりご覧いただき、我々の技術具現化のパートナーとなって下さることを強く希望しております。何卒、よろしくお願い申し上げます。
慶應義塾先端科学技術研究センター 所長
鈴木 哲也